今日の株クラ

2026年9月6日・日曜日9月14日更新

米国の注目投稿

UNITED STATES

米国株クラ

4投稿

日本語訳

速報:Nike NKEは2021年から78%超下落し、過去最大の下落幅を記録した後、今月後半にS&P 100から除外されます。

解説

S&P 100から外れることは、上場廃止やS&P 500からの除外と同じではありません。指数提供会社の発表では、今回の変更は9月21日の取引開始前に適用されます。指数に連動する運用には組み替え需要が生じ得ますが、それだけで株価の下げ止まりや追加下落は決まりません。株価下落が先にあり、その後に指数構成が変わるという順序も重要です。個別企業を見るなら、ブランドの競争力や利益率が回復するかを別に検証する必要があります。一方、指数投資では構成銘柄が固定されていないため、現在の有名企業をずっと持ち続けることと指数を保有することの違いが表れる事例です。

日本語訳

AIの導入は、テクノロジー業界を大きく越えて広がっています。 米国のテクノロジー・メディア企業の80.6%が、現在、有料のAIサブスクリプションを契約しています。過去最高の割合です。 金融・保険会社が73.1%で続き、2025年12月の約60.0%から上昇しています。 一方、米国の製造業企業の60.4%がAIサブスクリプションに支出しています。これも過去最高で、主要業種では3番目に高い割合です。 この割合は2025年初めからほぼ倍増しました。 同じ期間に、AIサブスクリプションに支出する小売企業の割合は20パーセントポイント上昇し、過去最高の49%になりました。 非テクノロジー企業も、いま急速にAIを導入しています。

解説

有料契約の広がりは、AI需要が一部の開発会社だけに限られないことを示す材料です。ただし契約企業の割合と、支出額・利用人数・生産性向上は別の指標です。少人数の試験契約でも導入企業に数えられるため、この比率だけで大きな収益が生まれているとは判断できません。また決済データを使う調査では、そのサービスの顧客構成が結果に影響し、米国企業全体の悉皆調査ではない点も重要です。投資上は、契約率が低い業種の普及余地と、既存顧客が利用を拡大する余地を分けて考えると有用です。普及が進んでも単価が下がれば、利用量と提供企業の売上は同じ速さでは伸びません。

日本語訳

投資するなら、評価倍率を必ず理解しなければなりません。 代表的な7つのバリュエーション指標を紹介します。

解説

評価倍率は『価格を何で割るか』で意味が変わります。例えばPERは株主に帰属する利益との比較、売上高倍率は利益が出る前段階の規模との比較です。同じ売上でも利益率が違えば同じ倍率で評価できず、赤字企業にPERを無理に当てはめることもできません。また企業全体の価値を用いる指標では負債も考慮するため、時価総額だけを使う指標と混ぜないことが重要です。比較の際には実績か予想か、対象期間、一時的な利益の有無をそろえます。倍率が低い理由が過小評価なのか、成長鈍化や利益減少なのかを考えて初めて、単なるランキング以上の情報になります。

日本語訳

@apolloglobalの素晴らしい図表です(今日の@Ritholtzのニュースレター経由)。年初には、FRBは今年、利下げし、さらに利下げすると誰もが当然のように考えていたことが分かります。 もちろん、その逆の展開になりました。今では利上げが予想されています。 今度こそ、大勢の見方は当たるのでしょうか?

解説

添付図の色付きの線は、将来の政策金利の実績ではなく、先物から読み取った予想経路です。2月27日時点の線は低下方向、7月28日・8月27日・8月28日時点の線は上昇方向を示しています。同じ将来の日付でも、物価や政策に関する情報が変われば織り込みは大きく変わる、という比較です。投稿の『年初』に対し、図の最も古い予想線は2月27日である点も区別したいところです。最後の問いは、今度は必ず予想が外れるという意味ではありません。企業価値を計算する際も、一つの金利予想に依存せず、異なる金利水準で結果がどれほど変わるかを確認するために使える資料です。

日本の注目投稿

JAPAN

日本株クラ

4投稿

解説

NT倍率は日経平均をTOPIXで割った数字で、低下はTOPIXが相対的に優位だったことを意味します。日経平均は株価平均型、TOPIXは浮動株時価総額加重型なので、一部の値がさ株の動きで差が大きくなります。ただし比率だけでは『市場全体が上がった』とはいえません。両方下落していて日経平均の下落が大きい場合にもNT倍率は低下するからです。投稿のいう物色の広がりを確かめるなら、騰落銘柄数や業種別の値動きも合わせて見る必要があります。自分の保有株が日経平均と違う動きをしているとき、銘柄選びだけでなく比較対象の指数構成が原因ではないかを点検する手がかりになります。

解説

1万株を持ち続けた場合の年間配当を比較することで、追加購入せずに企業の増配が受取額へ与える効果を切り出しています。ただし2026年度の数字は年度途中の見通しと実績を区別して読み、将来の支払いがすべて確定したものとは扱わない必要があります。またここで増えているのは配当額で、株価を含めた投資収益全体とは別です。過去の安い取得額に対する利回りが高まっていても、いま買う人の利回りは現在の株価で決まります。長期保有の成果を振り返る数字と、新規購入の判断に使う数字を分けることで、増配実績を過大評価せずに活用できます。

解説

株価が上昇しても、賃金やすべての家計の資産が同じ比率で増えるわけではありません。賃金は労働への所得、株価は将来利益に対する評価で、家計金融資産には預金や保険なども含まれるからです。ただし総額のグラフだけで、恩恵を受けた人の割合や格差の変化までは特定できません。企業利益や所得は一定期間のフロー、金融資産はある時点のストックでもあり、基準年や名目・実質の違いにも注意が必要です。この比較は『株高だから生活も豊かになったはず』という推論を見直す出発点になります。個人の資産管理では、残高の増加だけでなく物価を差し引いた購買力が増えたかを確認することが大切です。

解説

投稿が扱う29%は、調査対象の新築物件のうち、デベロッパーが販売状況を『好調』と評価した割合です。販売戸数が29%に落ちた、という意味ではありません。前年から9ポイント低下したので前年の割合は38%となり、市場が好調に見えた時期でも、好調評価が過半数を占めていたわけではないと読み取れます。ただし残りすべてが不調とも断定できません。普通など別の区分があり得るためです。企業分析でも、平均価格の上昇、販売数量、経営者の景況感は別々に確認する必要があります。見出しの強さに引きずられず、『何を、誰が、どの期間に数えた割合か』を確認するという、他業種の販売統計にも応用できる読み方です。