米国日本国債・長期金利
Jim Bianco@biancoresearch
DAILY MARKET DIGEST
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おはようございます。 原油価格の上昇を受け、世界各国で国債利回りが再び動き始めています。 なかでも目立つのが英国です。私はこれまで、英国を先進国のなかでも市場変動への感応度が高い「高ベータ」の国と表現してきました。英国の10年国債利回りは約20年ぶり、30年国債利回りは約30年ぶりの水準まで上昇しています(下のBloombergのデータを参照)。 #経済 #市場 #債券 #利回り #原油
原油高は輸入物価と期待インフレを押し上げ、利下げ余地を狭めるため、国債売りのきっかけになります。しかし英国金利の上昇を原油だけで説明すると、財政赤字、国債供給、インフレ連動債、長期債を持つ投資家の需給を見落とします。また英国市場は前日休場だったため、他市場の動きをまとめて織り込んだ面もあります。「高ベータ」とは原因ではなく、共通ショックへの値動きが大きいという観察です。持続的な財政リスクか一日の追随かを分けるには、英国とドイツの同年限金利差、インフレスワップ、入札需要、ポンドを併せて確認します。株式への波及は、金利水準そのものより、期待インフレと実質金利のどちらが上がったかで異なります。
米国の政府債務は7月1日以降7,150億ドル増加し、その間に10年国債利回りは4.48%から4.75%へ上昇しました。 ワシントンの解決策は何でしょうか。 長期国債の買い戻し額を40億ドルへ増やすことです。 しかし、より長い年限の債務をより短い年限の債務へ置き換えても、根本的な問題は解決しません。私たちは依然として、憂慮すべきペースで借り入れを続けています。 この状況が変わらない限り、金利への上昇圧力は続くでしょう。 動画:https://t.co/zIWPFXLiUb
債務残高と長期金利が同時に上がったことは財政への警戒と整合しますが、短期間の並行した動きだけでは因果関係を証明できません。長期金利は政策金利予想、期待インフレ、景気、国債供給、保有に必要な期間プレミアムの合計で動きます。また財務省の買い戻しは、公式説明では主に市場流動性の支援と資金管理が目的で、財政赤字を解消する制度ではありません。買い戻した国債は消却されても、資金を新規発行で賄えば年限構成が変わるだけという投稿の問題提起は重要です。一方、40億ドルという額は市場全体に対して小さく、買い戻し直後の金利だけで成否を判定すべきではありません。入札の応札倍率、タームプレミアム、利払い費の歳入比率を追うと、需給と財政懸念を切り分けられます。
IBITが設定来でVOOを上回っているとは信じがたいですが、実際にそうなっています。もっとも、その差はわずかです。 公平を期すと、IBITが約70%上昇するまでの道のりは、遊園地グレート・アドベンチャーのジェットコースター「エル・トロ」のようでした(前回乗ったとき、私は鎮痛剤を2錠必要としました)。一方、VOOの道のりは比べものにならないほど穏やかで、公園を散歩するようなものでした。 それでも、昨年10月から今年7月までの市場のムードや語られ方を考えると、少し意外に感じます。情報提供:Jay Dilks(@DilksJay)
同じ開始日からの累積リターン比較は分かりやすい一方、開始日の選び方に強く左右されます。IBITはビットコイン価格への連動を目指す商品、VOOは配当を含むS&P 500株式への投資で、収益源も損失の形も異なります。終点の約70%だけを見ると同等でも、途中の最大下落、日次変動、回復期間、税務、ポートフォリオ内での分散効果は同じではありません。この図の本質は「どちらが勝ったか」より、「同じ最終リターンでも投資家が耐えた経路は大きく違う」ことです。比較には年率リターン、ボラティリティ、最大下落率、リスク当たり収益を使い、開始日を複数にずらしたローリング成績まで確認すると偶然性を減らせます。
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同じ金利でも、物価がどれだけ上がるかでお金の購買力は変わります。実質金利を考える際は、将来の契約判断なら期待インフレ、過去の結果なら実現したインフレを使い分けることが重要です。ただし実質金利が低いことと、借金をして投資すれば利益が出ることは同じではありません。借入金利の変更、投資先の損失、返済期限があるためです。円で借りて米国債を買う場合も、金利差は為替変動やヘッジ費用で失われ得ます。投稿の問題提起は購買力の理解として役立ちますが、借入投資の推奨として読み替えず、自分の収入と返済通貨まで含めて考えたい内容です。
86%が予想EPSを上回ったという数字は決算の底堅さを示しますが、「上回った企業の割合」と「利益総額の伸び」は別物です。企業側の慎重なガイダンスや直前の予想引き下げが多いと、驚きの幅が小さくても達成率は高くなります。28.2%や31.2%の増益予想も、指数利益を牽引する少数の大型企業を除いたときにどこまで残るかが重要です。予想PER19.6倍と目標株価の19%上昇余地は、利益予想と評価倍率が同時に維持される前提を含みます。投稿自身が注意するように、アナリスト目標は上方に偏りやすいため、決算後のEPS改定方向、売上高サプライズ、利益率、等ウェート指数の増益率まで見ると、相場全体の利益成長か一部企業への集中かを判別できます。
この日の数字で重要なのは株価の小幅安より、2年金利がほぼ横ばいから小幅低下する一方、10年・30年金利が上がった点です。長い年限ほど利回りが上がる動きは、目先の政策金利だけでなく、原油高による将来のインフレ、国債供給、財政への上乗せ金利を市場が意識した可能性があります。ただし一日の変化だけで長期トレンドとは言えず、中東報道に伴う原油の変動も供給障害がなければ戻り得ます。米国株への影響を見るなら、名目10年金利だけでなく実質金利、期待インフレ、ハイイールド債スプレッドを分けて確認します。株・債券・原油を一枚で見る価値は、単一資産の値動きが成長期待、物価、信用不安のどれに由来するかを推測できる点にあります。
税制報道では「税率30%」だけが独り歩きしやすい一方、投稿が引用する記事では、差額徴収の対象となる合計所得金額の目安が年6億円前後とされています。ここで重要なのは、全投資家の上場株式の税率が一律30%になる話と、一定以上の高所得者について最低限の負担水準を設ける仕組みを区別することです。また基準額を超えた所得の全額へ単純に30%を掛けるのか、控除や通常の所得税と比較した差額を徴収するのかでも影響は大きく異なります。報道段階の案は最終制度ではありません。投資判断や売却時期を変える前に、税制改正大綱、法案、施行日、合計所得の定義、含み益ではなく実現所得の扱いを確認する必要があります。
日本語訳
日本の10年国債利回りが3%へ上昇。1996年以来、初めての水準です。
解説
3%到達はチャート上の節目であるだけでなく、日本の投資家が円建て国債から得られる名目収益の基準が変わったことを意味します。財務省が同日に実施した10年債入札では、平均落札利回りが2.995%、最低価格での利回りが3.011%となり、市場の3%が実際の国債調達にも表れました。ただし、ここから日本資金の海外資産売却を直ちに導くことはできません。海外債券との比較は為替ヘッジ後利回り、保険会社の負債期間、為替見通しによって変わるためです。また利回り上昇は新規購入者には収益機会ですが、既発債の保有者には価格下落です。国内回帰を判断するなら、対外証券投資、生命保険会社の運用計画、日米のヘッジコストまで追う必要があります。