米国S&P500・利益予想の上方修正
Charlie Bilello@charliebilello
DAILY MARKET DIGEST
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S&P500構成銘柄のうち、50日移動平均線を上回って取引されているのはわずか42%。市場の広がりは過去5か月で最も弱くなっています。🤯 👀
S&P500は時価総額の大きい企業の影響を強く受ける一方、この指標は移動平均線を上回る銘柄の数を見ています。そのため大型株が指数を支えていても、多くの銘柄では勢いが弱まることがあります。ただし42%という数字は、残り58%が当日下落したという意味ではありません。比較相手は前日終値ではなく各銘柄の過去50日平均です。指数の強さが一部に集中しているかを確認する補助指標として、均等加重指数や業種別の動きと組み合わせると有用です。この水準だけを売買の合図とせず、低下が続くのか、参加銘柄が再び増えるのかを観察したいところです。
金鉱会社のマージンは、金価格の上昇を大きく上回る勢いで拡大しています。 平均の総維持コスト(AISC)ベースのマージンは2026年第1四半期に前年同期比134%増加し、1オンス当たり3,076ドルと過去最高になりました。 AISCマージンは、採掘事業を維持するための費用を賄った後に、金鉱会社が金1オンス当たりで得る金額です。 これは同じ期間の金価格の前年同期比70%上昇を大幅に上回っています。 さらに、生産コストが最も高い上位10%の金鉱会社でも、AISCマージンは前四半期比32%増加し、1オンス当たり2,363ドルとなりました。 2024年3月以降、世界の金鉱会社のAISCマージンは3倍超になっています。一方、同じ期間の金価格はおよそ2倍です。 金鉱会社は莫大な利益を上げています。
販売価格から費用を引いた残りは、販売価格より大きな割合で増えることがあります。仮に価格が100、費用が60なら差額は40。費用が変わらず価格が120になれば、価格は20%上昇でも差額は50%増です。これが金鉱会社の採算が金価格以上に変化し得る理由です。ただし逆方向にも働き、エネルギー費用や人件費の増加でも採算は悪化します。AISCは事業維持に関わる設備投資などを含む指標ですが、会計上の純利益やすべての支出を差し引いた現金収支とは同じではありません。金鉱株は金価格だけでなく、生産量、鉱山の運営、投資負担まで引き受ける投資だと捉えると、金を直接保有する場合との違いが明確になります。
驚きです。米国のファンド資産に占めるVanguardのシェアが、50年間上昇し、27%で頭打ちになった後、低下し始めました。この27%は、1990年代にFidelityが付けた過去の最高水準の2倍です。 これでBogleの夢がついに実現したことになります。他社が手数料を下げ、付加価値を高め、その結果として自社への資金流入を増やしたということだからです。特にFidelityとBlackRockがそうですが、Vanguard効果に対応した会社は今や数百社あります。 もちろんVanguardのシェアが再び上昇する可能性はあります。ただし私の考えでは、それには長期の弱気相場が必要でしょう。いずれにしても、これは大きな節目だと思います。
運用会社のシェア低下を、商品が悪くなった証拠とみなす必要はありません。競合が手数料を下げれば、先行企業の優位性は相対的に縮まっても、投資家全体には選択肢が増えます。またシェアは資金流出がなくても、競合商品の値上がりや流入がより大きければ下がります。低コスト化が理由という説明は筆者の解釈であり、図表だけで原因を特定できるわけではありません。商品選びでは運用会社の人気だけでなく、総費用、連動対象、運用の乖離、売買のしやすさを比較することが重要です。
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同じ売買手法でも、資金量、使える時間、損失に耐えられる余裕が違えば再現できません。誰かの成功例を学ぶときは、銘柄名や結論より、どんな前提で買い、何が起きたら見直すのかを確認する方が役立ちます。また最初の成功が偶然でも、その手法への自信だけが強まることがあります。結果だけでなく当時の根拠と失敗例も記録すれば、幸運と判断の質を分けやすくなります。フォロワー数や知名度を信頼性の代わりにせず、異なる立場の情報と原資料を照合し、主張を裏付ける根拠があるか確かめることが大切です。
増配には、利益の成長によるものと、利益から配当に回す割合を高めるものがあります。仮に1株利益が同じなら、配当性向40%から45%への変更で配当は12.5%増えます。ただしこれは仕組みを示す計算で、実際の増配率の予測ではありません。還元割合の引き上げには限界があるため、長く増配を続けられるかを見るには利益を生む力も必要です。同社のCFOメッセージは決算期変更の一時的な増益効果にも触れており、前年比をそのまま実力の伸びと扱わない視点も重要です。また投稿のTSRは値上がりと配当を合わせたリターンです。配当利回りだけでなく、利益の質と保有期間全体の収益を一緒に評価する材料になります。
動画の再生回数が伸びなくても、グッズ購入やイベント参加が増えれば売上は伸び得ます。逆に視聴者が増えても、課金する人の割合や単価が伸びなければ収益化は進みません。投稿はファンの属性と売上の内訳を分け、配信会社を再生回数だけで評価しない視点を示しています。ただし未視聴者が多いことは、その全員が将来顧客になる根拠ではありません。事業の成長を見るには新規獲得と既存ファンの購入頻度・単価、イベントの採算、特定タレントへの依存を確認する必要があります。異なる顧客層を持つ競合との単純比較も避けたいところです。
配当方針が魅力的でも、事業を止めないための体制が弱ければ利益と現金収入は損なわれます。サイバー対策は導入済みかどうかの一回の確認ではなく、復旧手順、訓練、外部委託先を含む継続的な管理が重要です。投稿は総会を視聴した投資家の報告であり、安全性を第三者が保証したものではありません。またDOEは自己資本を基準とする配当指標で、配当性向や株価に対する配当利回りとは違います。還元方針と同時に、それを支える事業の回復力・現金創出力を確認する材料として読みたい内容です。
日本語訳
S&P500の利益は現在、2026年に34%急増すると予想されています。年初に予想されていた15%成長の2倍以上です。 景気後退後の回復局面を除けば、これほど力強い利益成長はこれまで見たことがありません。 今回は景気後退があったわけではありません。あるのは、AIがけん引する前例のないブームだけです。
解説
株価上昇が『期待だけ』なのかを考えるには、利益予想も同時に上がっているかを確かめると整理しやすくなります。ただし34%は実現した増益率ではなく、現時点の予想です。また指数全体の利益が伸びても、少数の大型企業に増益が集中している可能性があります。次の市場の広がりを示す投稿と合わせると、『企業利益の見通しは強いが、幅広い銘柄が上昇しているわけではない』という二つの状況は両立します。利益成長率だけで割安と判断せず、どの業種が予想を押し上げたのか、その成長を株価がどこまで織り込んでいるのかを見ることが重要です。