米国AI投資・フルスタック支配と利益確保
Chamath Palihapitiya@chamath
DAILY MARKET DIGEST
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市場の値上がり銘柄の広がりが、再び悪化しています。 S&P500構成銘柄のうち、株価が50日移動平均を上回っている銘柄の割合は44%に低下し、4月以来の低水準です。この割合は8月半ばから14ポイント下がりました。 同じく、200日移動平均を上回っている銘柄の割合も10ポイント低下して64%となり、6月以来の低水準です。 この期間、S&P500均等加重指数は2.9%下落した一方、通常のS&P500指数の下落は1.4%にとどまりました。 市場を支える銘柄が、ますます少数になっています。
この投稿が示すのは、指数全体の下落率と、その内部で値上がりしている銘柄の数は別の情報だということです。時価総額の大きい一部企業が指数を支えていても、より多くの構成銘柄が移動平均を下回っている場合があります。投稿では均等加重指数の下落率も通常の指数より大きく、上昇の裾野が狭まっているという見方を補っています。ただし、44%や64%は投稿者が示した時点の集計で、算出方法を独立に検証できていません。銘柄の広がりが弱いことだけで、相場の下落時期や方向が決まるわけではありません。
「動きの乏しい相場を空売りするな」ということでしょうか。 9月はずっと弱気な見方が語られてきましたが、これまで1%を超える下落は一度もありません。また、S&P500は4週連続で、週次の上昇率も下落率も1%未満です。 6月初めの高値を上回っており、20週移動平均線も上向きです。 9月前半は不安定か弱含み、その後半には大きく反発するという私たちの見通しは、あまり支持されませんでした。それでも、まだ実現する可能性があると考えています。
値動きが小さい期間が続くと、「動かない相場だから下がる」と決めつけて売りを重ねたくなることがあります。投稿は、9月に1%超の下落がなく、週次変動も小さい状態と、6月初めの高値や上向きの20週移動平均線を併せて示し、弱気一辺倒ではない見方を説明しています。一方で、投稿者自身が後半の反発を予想しており、これは確定した結果ではありません。静かな値動きはリスクが消えたことを意味せず、相場がその後どちらへ動くかも保証しません。投稿時点の観測と予測を分けて読む必要があります。
パット・ドーシーによる、株式投資で成功するための五つのルール。
添付図は、自分で調べる、長期で考える、持続的な競争優位性を探す、高値を払い過ぎない、規律を守る、という五つの視点を整理しています。この中で組み合わせて考えたいのが、競争優位性と購入価格です。利益を守る仕組みを持つ優れた会社でも、株価に極めて高い成長が織り込まれていれば、投資家のリターンが良いとは限りません。逆に、単に指標が安い会社には、事業の弱さを反映している場合があります。企業の質を調べる作業と、その質にいくら払うかを決める作業を分けることが、人気企業への飛びつきを避ける一つの方法です。五つのルールは成功を保証する公式ではなく、購入前後に自分の判断を点検する枠組みとして使えます。
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9月21日は日本株の現物市場が休場でも、日経225先物には祝日取引があり、価格が動いていました。JPXは祝日取引を2022年9月に始め、2026年9月21〜23日も対象日にしています。先物価格やCFDの値動きは、休場中の期待や海外市場を反映する一方、現物の日経平均そのものではありません。先物は取引所で売買する商品、CFDは店頭取引の商品で、価格の決まり方や取引条件も異なります。休場中の上昇が翌日の現物株の同じ上昇を約束するわけではなく、再開時の価格差やレバレッジのリスクも考慮が必要です。
投稿は、ソフトバンクグループのOpenAI追加出資を、巨額の投資集中と資金調達の両面から見ています。ソフトバンクグループは追加投資を段階的に実行しており、9月21日には次の100億ドルの出資資金などを目的とする100億ドル・10億ユーロの社債募集が報じられました。これは投資先の価値上昇を狙う一方、借入を用いて特定企業への投資を拡大する判断でもあります。OpenAIの評価額が高ければ同じ出資額で取得できる持分は相対的に小さくなり、事業化や将来の資金需要が想定を下回れば、投資回収と財務負担の両方が論点になります。株式市場全体への影響は投稿者の見立てであり、確定した結果ではありません。
資源株では、PERが低いことが必ずしも好機を意味しません。原油高で利益が一時的に膨らむと、株価が変わらなくても、株価を1株利益で割るPERは低下するからです。反対に、業績が落ち込んでいる時期はPERが高く見えても、その後の回復を株価が先取りすることがあります。投稿はINPEXを例に、過去のPERの幅や還元方針を挙げつつ、こうした循環株の読み方を考えています。単年の利益だけでなく、原油価格や為替が平常化した場合にどの程度の利益が残るかを確かめたいところです。また、総還元性向には自己株式取得も含まれ、すべてが現金配当になるわけではありません。低PER、高配当、総還元を同じ「割安」の根拠として重ねないことが大切です。
割安な株が、近いうちに上がるとは限りません。投稿者は、企業価値と株価の差だけでなく、今後3〜6カ月で評価を変えそうな材料を重視する考え方を述べています。決算の改善や事業上の変化などを想定しても、実現する確率、実現する時期、すでに株価に織り込まれた程度は、それぞれ別の問題です。材料が遅れたり期待を下回ったりした場合に、どの条件で見直すかも事前に決めておく必要があります。また、投稿者自身が直近の好成績には上昇相場の追い風があったと留保しています。成功例だけから手法の再現性を判断せず、外れたときの損失や、下落相場でも続けられる配分かまで検討する視点が参考になります。
日本語訳
【投稿者の本文】 ZAIの損益計算書(P&L)は知らないので、その点については論評しません。ただ、明白なことは述べておきます。モデル、アプリ、トークン、クラウド、データセンター、半導体を自社で垂直統合し、それを実現できる説得力のある道筋を示せないなら、この分野では大量の利用があっても利益率の低い企業になるリスクが異常に高い。価値が生まれる場所が急速に変わっているからです。 【引用元の投稿】 モデルの利用が過去最高に達しているにもかかわらず、ZAIの株価はピークから「2倍超」下落しています。中国市場はAIの経済的な影響をよく理解していますが、米国市場はそうではありません。この状況を米国政府が救済しないことが非常に重要です。
解説
AI関連企業を評価するとき、利用者数やモデル性能だけでは利益の残る場所は分かりません。モデル、アプリ、課金用トークン、クラウド、データセンター、半導体のどこを自社で持つかによって、競争優位とコスト負担が変わるというのが投稿者の見立てです。垂直統合には投資負担も伴い、すべての企業に有利とは限りません。また投稿者は引用先企業の損益を把握していないと明言しています。引用元の株価下落や米中市場の比較も、この投稿だけでは定義や裏付けを確認できません。個別企業の業績評価ではなく、AIサービスが普及したとき誰が顧客接点と利益を確保するのかを考える視点として読めます。