今日の株クラ

2026年9月29日・火曜日日本時間9月30日朝に確認

米国の注目投稿

UNITED STATES

米国株クラ

4投稿

日本語訳

S&P500は年初来で約13%上昇しています。 S&P500を上回る成績の銘柄はわずか35%です。 銘柄の40%は年初来で下落しています。 S&P500構成企業の4分の1は、2026年に10%以上下落しています。 大半の銘柄は負け組です。 (原文末尾に本人の関連記事へのリンクあり)

解説

指数が年初来で約13%上がっていても、投稿が集計した銘柄の40%は年初来で下落しています。S&P500は時価総額の大きい企業ほど指数を動かすため、上昇を牽引する銘柄が少数でも指数全体は強く見えます。「大半が負け組」という原文は指数への相対成績を含む表現であり、全銘柄の過半数が絶対額で下落したという意味ではありません。 添付のTrivariate Researchの図は、年初来成績ではなく、米国の時価総額上位500銘柄と上位2000銘柄のうち過去3年間でS&P500を上回った割合を、2002年以降で比べたものです。2026年8月末の終点は両群とも3割前後で、長い期間でも上昇が広く行き渡っていないことを示します。指数が上がったニュースを見るときは、同じ期間で何銘柄が上昇したか、何銘柄が指数を上回ったかを分けて確認すると、自分の保有株との体感差を理解しやすくなります。

日本語訳

BlackRockは、資産総額550億ドルの5本のアクティブ運用の投資信託に、ETFのシェアクラスを設ける予定です。投資信託からETFへの転換発表や、投信を複製したETFの発表も相次いでいます。今ではETFという川に多くの支流が流れ込んでいます。

解説

添付されたBlackRockの発表では、対象の5本は合計約550億ドルの資産を持つ既存の投資信託です。この550億ドルが新しいETFへ流入する見込み額ではありません。会社が行ったのは米証券取引委員会への初期登録申請で、ETFの取引開始はまだ決まっていません。 ETFシェアクラスが実現すると、既存の投信と同じ運用資産に、取引所で売買できる別の入口ができます。運用戦略を一から作るのではなく、既に規模を持つ戦略の販売方法を増やす動きです。ETF市場の成長を見るときは、新しい運用戦略への需要と、既存資産が別の器へ移る動きを分けると、資金流入の意味を読み違えずに済みます。

日本語訳

FRBのリサ・クック理事は、AIが現在は需要側の物価上昇圧力を生む一方、生産性の恩恵が現れれば将来その圧力が限定的に和らぐ可能性を、次のように説明しています。 短期見通しについて:「今後数か月は、今日述べたAI設備投資に加え、中東の紛争に伴う原油高や供給網の混乱が価格に転嫁されることで、インフレ圧力が続くと予想します。労働市場は利上げに対応できる状態にあるように見えます」。 AI投資が経済全体の需要圧力を生むことについて:「特定分野のインフレを金融政策で抑えようとするのは誤りになり得ます。私たちの政策手段は対象を狭い分野に絞るには大まかすぎ、相対価格の変化に対処することは私たちの役割ではありません。それでも、AIに促された需要が経済全体に一定の圧力を与えていると見ています」。(原文にはFRBの演説投稿を引用)

解説

クック理事が分けているのは、半導体などAI関連品だけが値上がりする場合と、データセンター建設に必要な電力・建設労働力まで価格が上がる場合です。後者はほかの産業とも資源を奪い合うため、物価上昇が経済全体へ広がり得ます。FRBの演説本文は、AI投資による需要が当面は物価を押し上げ、生産性向上による供給増の効果は数年以内でも限定的とする見通しを示しています。 利上げは経済全体の需要を冷やす手段で、半導体だけの供給不足を直接解消できません。AI関連の物価ニュースを見るときは、値上がりがその分野にとどまっているのか、電力や建設など共通の投入物を通じて広がっているのかを確認すると、金融政策との関係が見えてきます。将来の生産性向上は予想であり、既に実現した値下げではありません。

日本語訳

デュレーションが最も長い米国債ETFは、2020年3月の高値から現在までに67%下落しています。 なぜ、そんなことが起きるのでしょうか。 米30年国債の利回りは、2020年3月の過去最低水準0.8%から、今日の5.6%まで上がりました。 長いデュレーションと、過去最低水準からの金利上昇が重なると、大きな痛手になります。

解説

添付図の上段は残存25年超の米ゼロクーポン国債に投資するZROZの分配金込み価格系列、下段は30年国債利回りです。長期債の価格は、将来受け取る金額を現在の利回りで割り引いて決まります。受け取りが遠いほど利回り上昇の影響が大きく、利回りが上がると既存債券の価格は強く下がります。米財務省の9月28日公表値でも30年物の利回りは5.56%で、投稿の約5.6%と整合します。 「米国債だから安全」と言うときも、満期まで持つ個別債券と、長い年限の債券を入れ替えながら持つETFでは価格変動が違います。ZROZはゼロクーポン債中心のため金利への感応度が特に高い商品です。次に債券ETFを選ぶときは、発行体の信用だけでなく、平均残存年限とデュレーションを確認すると、金利変化でどれほど価格が動き得るか判断しやすくなります。

日本の注目投稿

JAPAN

日本株クラ

4投稿

解説

JX金属が決めたのは、Tronoxとレアアース製錬事業の可能性を調べる共同スタディです。会社開示では、両社の調査費用は総額3,200万ドル(約50億円)を見込み、各社が半分ずつ負担します。年間最大約1万トンは現時点で想定する生産規模であり、既に生産している量ではありません。スタディの開始は2026年10月予定、完了目標は2027年中です。 レアアースは鉱石を採るだけでは先端材料に使えず、元素ごとに分離・精製する工程が要ります。Tronoxの鉱山・分離設備とJX金属の製錬・高純度化の知見を組み合わせられるかが、今回の調査の中心です。調査費用50億円と将来の工場投資額は別物です。資源関連の発表を読むときは、「調査の合意」「投資決定」「実際の生産開始」のどの段階かをまず確認すると、材料の大きさを見積もりやすくなります。会社は今期業績への影響を軽微としています。

解説

機械工具商社のNaITOは、2027年2月期の売上高予想を450億円から480億円、営業利益予想を4億円から12.5億円に引き上げました。売上高は約7%の上方修正ですが、営業利益は3倍超です。売上増に伴う粗利益の増加が、固定費を差し引いた営業利益に大きく表れる構図です。添付画像はタングステンの輸出規制に関するニュース画面で、業績予想そのものは会社開示で照合しました。 会社は、タングステン価格高騰を受けた切削工具メーカーの値上げと、供給不安を見越した需要の前倒しを販売増の理由に挙げています。ここで重要なのは、前倒しの注文が将来の需要を先に使っている可能性です。業績上方修正を見るときは、恒常的な販売数量増なのか、価格改定や買い急ぎによる一時的な増加なのかを分け、次の四半期にも受注が続くか確認できます。

解説

保有資金をすべて株式に投じる「フルポジション」は、現金を多く持つ人から見れば積極的で、借入れを使う人から見れば控えめに映ります。しかし比較相手が変わっても、自分の資産が株価変動をどれだけ受けるかは変わりません。たとえば資産100万円をすべて株式に置いて20%下落すれば20万円の損失です。半分を現金に置き、株式部分だけが20%下落すると、資産全体の損失は10万円です。借入れで株式を増やせば資産に対する変動幅はさらに大きくなります。 投稿が指摘する生き残りバイアスは、成功した高リスク投資家の話は見えやすく、失敗して市場から去った人の結果は見えにくいという問題です。他人の「攻め」「守り」という呼び方ではなく、自分の株式比率、借入れ、何%の下落に耐えられるかを数字に直すと、投資方針を比較しやすくなります。

解説

LNG Canadaの第2期拡張は、既存の輸出設備の生産能力を約2倍の年2,800万トンにする計画です。Shellの発表では三菱商事の事業持分は15%。プロジェクト全体の増産量を、そのまま三菱商事の販売量や利益と読むことはできません。投稿が挙げるカナダからの調達は、中東の要衝に依存しない輸送経路を増やすという意味があります。 供給地の分散は、ある地域で輸送が滞っても代替できる余地を広げます。一方、事業の収益は増産量だけでなく、建設費、契約価格、稼働率、持分比率で変わります。エネルギー案件の大型投資ニュースを見るときは、全体の事業規模と出資企業の取り分を分け、供給の安定性と利益への寄与を別々に評価するとよいでしょう。投稿末尾の1銘柄への集中投資という意見は、事業発表から直接導ける結論ではありません。