今日の株クラ

2026年10月29日・木曜日日本時間10月30日に確認

米国の注目投稿

UNITED STATES

米国株クラ

4投稿

日本語訳

GDPの構成項目を見ると……設備投資(非住宅固定投資)は、また強い四半期となりました。ただし、純輸出のマイナス寄与によって、その効果が引き続き一部相殺されています。AIの設備拡張は輸入への依存度が非常に高く、その分はGDPの増加にはつながりません。Dは「国内」を表すことを思い出してください。

解説

米GDPの表では、7〜9月の非住宅固定投資が前期比年率12.7%増えた一方、輸入も19.7%増え、純輸出はGDP成長率を3.3ポイント押し下げています。設備への支出が強いことと、それが米国内の生産を同じだけ増やすことは別です。海外製の設備を買えば投資として支出に計上されますが、その輸入分は米国の生産に含めないよう控除されます。 この違いは、AI設備投資を見る際にも役立ちます。データセンターへの支出が増えていても、米GDPの伸びと、機器・部品を供給する企業の売上の伸びが一致するとは限りません。需要が強いかという問いに加え、どこで作られ、どの企業が代金を受け取るかまで追うと、経済統計と企業業績をつなげやすくなります。 次に設備投資の数字を見るときは、支出額の増加と国内で生まれた付加価値を分けて確認できます。表の12.7%・19.7%は各項目の成長率、−3.3はGDPへの寄与度で、そのまま足し算する数字ではありません。輸入増のすべてがAI由来と示した図でもありません。 参考:BEA・2026年7〜9月GDP速報 https://www.bea.gov/news/2026/gdp-advance-estimate-3rd-quarter-2026

日本語訳

フリーキャッシュフローを追ってください……今のところ、プラスのフリーキャッシュフローを維持しているテクノロジー企業は市場で報われ、そうでない企業は厳しい評価を受けています。本日の市場前取引での下落が続けば、Alphabetは1日で時価総額を3,976億ドル失うことになります。

解説

同じ四半期の図で、Microsoftのフリーキャッシュフローは約186億ドルのプラス、Alphabetは約91億ドル、Metaは約12億ドルのマイナスです。ここでの比較は、事業が生んだ営業キャッシュフローから、設備の購入に使った現金を引いたものです。売上や会計上の利益が伸びていても、さらに多くを設備へ投じれば、投資後に残る現金は減ります。 このためAI関連企業を見る際は、需要や利益だけでなく、その成長を維持するために何ドルの設備投資が必要かを合わせて見られます。プラスが残る企業と投資支出が上回る企業では、追加投資や株主還元に使える当期の資金余力が違います。ただし、マイナスは直ちに投資失敗を意味しません。支出が先行した後に、どれだけの現金収入につながるかが次の比較になります。 比較する際は定義と期間もそろえます。Metaの会社公表FCFはリース元本も控除するため、同四半期は約21億ドルのマイナスです。また、本文の時価総額減3,976億ドルは市場前の下落が続く場合の試算で、確定した損失額や会社から流出した現金ではありません。 参考:Microsoft https://www.microsoft.com/en-us/Investor/earnings/FY-2027-Q1/press-release-webcast Alphabet https://s206.q4cdn.com/479360582/files/doc_financials/2026/q3/2026q3-alphabet-earnings-release.pdf Meta https://investor.atmeta.com/investor-news/press-release-details/2026/Meta-Reports-Third-Quarter-2026-Results/

日本語訳

S&P500が下落した週には、総資金フローに占める株式ETFの割合がより高いことを示す、よい図です。ETF投資家が史上最高級の押し目買い巧者であることを示す、もう一つのデータです。そして、その押し目買いは今回もまた報われました。@psarafagis と @SirYappityyapp より。

解説

図は、S&P500が下落した週に、株式ETFが総資金フローのどれだけを占めたかを年別に並べています。2026年は中央値がおよそ63%、平均がおよそ49%で、価格が下がった週にも株式ETFへ資金が向かう局面があったことが分かります。一方、2020年は両方がマイナスで、下落週の資金の動きが毎年同じだったわけではありません。 平均と中央値が違うことにも意味があります。平均は一部の大きな値の影響を受けやすく、中央値は各週を並べた中央の値です。両方を見ることで、典型的な週の動きと、偏りの大きい週を含めた全体像を区別できます。株価下落だけから、投資家全体が株式ETFを売り続けていると決めつけずに済みます。 次に下落相場で資金流出の話を見たら、価格とフローを別に確認し、平均だけでなく分布の代表値も比べられます。図の分母となる総フローの詳しい対象範囲は明記されておらず、「投資家の63%が買った」という意味ではありません。上昇週との比較も図にはないため、「下落週の方が高い」という本人の主張まで、この図だけで確かめることはできません。

日本語訳

$INTC #INTC 明日の決算で、これが月足の大きなブルフラッグにすぎないのか、それとも下が抜けて60ドル台にある下方の窓を埋めにいくのかが分かるでしょう。

解説

Intelの月足は、大きく上昇した後、右下がりの平行な線の間で推移しています。本人が示すのは、この動きが上昇途中の一服を表す「ブルフラッグ」なのか、それとも下へ崩れる前段階なのかという二つの条件です。同じ調整の形でも、決算後にどちらへ進むかで読み方が変わります。 上昇の勢いが残っているという見方なら、チャネル内で支えられ、上側へ抜ける反応を確認したくなります。逆に下側を失えば、本人が挙げる60ドル台の窓へ下がるシナリオを検討することになります。形に名前を付けて先に結論を決めるより、どの値動きなら見方を変えるかを決めるために線を使う考え方です。 次に決算前のチャートを見るときも、期待する方向に加え、その想定を崩す境界を同じ時間軸で探せます。図の当月足はまだ確定しておらず、60ドル台も到達が約束された目標ではありません。原文の「明日」は投稿時点を基準とした表現です。

日本の注目投稿

JAPAN

日本株クラ

4投稿

解説

TOPIX入れ替えの図では、買い需要が推計されたキオクシアが、15:25直前の14,950円から大引けの14,505円へ下落しています。売り需要が推計された三菱商事は4,883円から4,908円へ上昇しました。予想された指数連動の売買方向と、最後に成立した価格の方向が逆になった比較です。 価格を決めるのは、指数連動の注文だけではありません。事前に買っていた人の売りや、別の投資家の注文も同じ場で向かい合います。既知の買い需要が大きくても、それを上回る売りが出れば価格は下がり得ます。三菱商事では一日の出来高の83.5%が大引けに集中しており、取引の集中度が大きいことと、上がるか下がるかも別の情報だと分かります。 次の入れ替えでも、推計需要の金額だけで方向を決めず、直前価格に対してどの価格で成立したか、出来高がどこへ集中したかを合わせて追えます。需要は推計値です。また、15:25〜15:30は連続売買の5分間ではなく注文受付の時間で、15:30にまとめて価格を決めるクロージング・オークションです。 参考:JPX・大引けの仕組み https://money-bu-jpx.com/news/article056602/

解説

JTの1〜9月たばこ事業の利益増減図では、前年の調整後営業利益8,302億円に対し、数量の影響は142億円の減益、価格・製品構成の影響は2,285億円の増益でした。販売数量が増えなくても、価格や売れる製品の組み合わせが改善すれば利益は増える、という関係が見えます。 ただし、その効果が全部残ったわけではありません。その他費用などで768億円が差し引かれ、為替一定では9,677億円、為替の押上げ377億円を加えて1兆54億円になっています。増益を一つの結果で見るより、数量・価格構成・費用・為替へ分けると、何が利益を支え、何が打ち消したのかが分かります。 次の決算でも、増収増益率だけでなく、利益増減図から価格改善が費用増をどの程度吸収したかを確認できます。価格・ミックスには製品構成も含まれ、すべてが純粋な値上げ効果ではありません。なお、資料のRRP31.1%増は販売数量の伸びでシェアではなく、Ploomのシェアは前四半期18.1%から17.4%へ下がっています。 参考:JT・2026年度第3四半期CFO説明資料 https://www.jti.co.jp/investors/library/presentation/pdf/20261029_02.pdf

解説

米国株の表では、大型グロースが1.37%下がる一方、大型バリューは0.69%上昇しています。さらに小型グロースは1.56%上昇しています。「成長株が弱い」という一言にまとめると、同じ成長株でも規模によって方向が違うことを見落とします。 表を縦と横に読むと、二つの比較ができます。大型株の行を横に追えば、割安株と成長株の差が分かります。グロースの列を縦に追えば、大型・中型・小型の差が分かります。大型成長株の下げが目立つとき、それを市場全体へ広げず、弱さが集中している範囲を絞る見方です。 次に指数の下落を見たら、規模別かスタイル別か、分類を一つずつ変えて確かめられます。投資先がどの枠に偏っているかを振り返る際にも使えます。数字は投稿時点の場中の騰落率で、その日の終値や資金流入量を示したものではありません。

解説

デンソーの4〜9月累計の営業利益増減図では、「合理化等」が972億円の押上げ要因になっています。しかし、部材費等の増加による970億円の押下げとほぼ同じ大きさです。大きな改善額があっても、それだけで会社全体の利益が増えたとは言えないことが、この並びから分かります。 図には、人への投資270億円、開発投入160億円などの減益要因と、為替280億円、操業度205億円などの増益要因もあります。それらを合計した着地は、前年2,114億円から1,701億円への減益です。改善活動で稼いだ分が、費用増や将来への投資、一過性の負担にどう吸収されたかまで見ると、増減の意味が変わります。 次に「コスト削減で何百億円改善」という説明を見たら、同じ図の費用増とまず比べ、為替・生産量の効果も分けて確認できます。その上で、次期にも残りそうな改善はどれかを調べる順序になります。図は単独の7〜9月ではなく累計で、「合理化等」を人員削減と決めつけたり、972億円全額の継続を前提にしたりはできません。 参考:デンソー・上期決算発表 https://www.denso.com/global/en/newsroom/news/2026/20261029-g01/